世界の海を旅するためのパスポート!スキューバダイビングの基礎知識



 

海の中の世界って未知で、憧れますよね。水族館好きの人なら魚のように海の中を自由に泳ぎたいと思ったことがあるはずです。そんな海の世界へ私たちが探検しにいくために1つだけ方法があります。

それは、空気の入ったタンクを背負うことで、海の中でも呼吸ができるようになるスキューバダイビングです。この記事では、ダイビング団体、ライセンスカードの種類や取り方などのスキューバダイビングの基礎知識を紹介します。

 

スキューバダイビングとは

スキューバ:SCUBAとは“Self-Contained Underwater Breathing Apparatus”の略です。スキューバダイビングは、空気の入ったタンクを背負うことで、水中での呼吸を可能にします。海の中を自由に活動できるため、私たちの知らない世界をじっくりと見ることができますよ。

タンクを背負ったら誰でも自由に動き回れるわけではありません。そう考えるとなんだか「海の中の世界を楽しむスポーツ」という表現もできますね。スキューバダイビングのいいところは、器材の使い方や水中でも呼吸方法などのスキルが重要なため、体力というよりは、熟練度が大切になるため、年齢や性別にとらわれず楽しめます。

器材の扱い方や知識は徐々についていくものなので、上手に潜るポイントは体力やパワーだけではなく、熟達していくことでスキルも向上していくため、むしろ年配の方の方が熟練していて、海の中では上手に機材や自分の浮力などをコントロールできるのです。若い時だけでなく、年齢を重ねるほど上達し継続して楽しめるので、老若男女問わず世界中には多くのスキューバダイバーが存在します。

 

スキューバダイビングをするための方法

インストラクターが常時付き添う体験ダイブ

キューバダイビングをするために必要なライセンスカードをCカード(Certification Card)と呼びます。インストラクターダイバーが付き添うことで、体験ダイブでは、Cカード(ライセンス)がなくても誰でもできるダイビングです。インストラクターの裁量ですが、時間は20〜30分ほど、深さは5mから10mほどの深さまで潜ります。

初めてダイビングをする方は、耳抜きが上手くできるか、慣れないレギュレーターを着けての呼吸ができるかなど、心配に感じるでしょう。また最初は、海の中という環境や、ぴったり肌にくっつき、首元が狭いウエットスーツなど機材を着用する動きずらさなどがあるかもしれません。

経験を積んだインストラクターダイバーは、常にあなたの隣で様子に変化がないか見ているので、何か問題が起きても、迅速に対応してくれるので安心して身を任せることができます。

 

ライセンスを取得してファンダイブ

キューバダイビングをするための2つ目の方法は、Cカード(ライセンス)の取得し、インストラクターなしで自分で浮力をコントロールするファンダイブです。体験ダイビングでは深くても水深10mほどまでしか潜ることができないので、体験ダイブをした人の多くがライセンスを欲しくなります。

最初に取得するオープンウォーターダイバーライセンスでは、水中で浮きも沈みもしない状態を保つ中性浮力などの基本的なスキルを身につけます。Cカードにはスキルや潜った回数でランクがあり、試験に合格すると、その経験値によって潜れる深さや場所が決められています。

 

世界のスキューバダイビングの団体

団体の種類

世界中には数え切れないほどたくさんのダイビング団体があり、ダイバーの育成や指導を行っています。自由に団体を作れるため、名前が知られている団体は数えるほどです。Cカードを取るにあたり、基本的な知識として世界にある有名なダイビング団体を知っておきましょう。

PADI(パディ)
世界最大のスキューバダイビング団体で、世界中に約5,800以上のダイブセンターを持っており、世界の地域に135,000人ものプロがいます。世界で1番有名と行っても過言ではなく、どこのダイビングショップに行っても絶対に伝わる名前です。

NAUI(ナウイ)
1960年にアメリカでダイビングインストラクターコースを開講。世界で初めてのスキューバダイビングの指導員組織が誕生したことが、きっかけで設立されました。「最愛の人を任せられる信頼」「教育を通じた安全なダイビングの実践」を信条とし、世界各国で多くのインストラクターが活躍しています。

SSI(エスエスアイ)
全ランクのライセンスにおいて、独自の最先端のプログラムや教材を持っている、革新的なダイビング団体です。PADIにも負けない世界的なダイバーの認定期間であり、革新的な団体として世界中で広く認知されています。

世界中にあるダイビング団体は数えきれないほど多いです。上記の3つ以外にも「CMAS」「BSAC」「ADS」「JP」など様々な団体があり、インストラクターになると自分のダイビング団体を作れることから、今現在もスキューバダイビング団体が増えています。

 

どこの団体が良いの?

先に結論をいうと、Cカードを発行してくれたダイビング団体が、有名でも無名でも、ライセンスを取得すれば変わりはありません。なぜならライセンスを発行した団体名よりも、ログブック(ダイビングをした場所、日にち、本数、バディーなどを記録しておくノート)の方が大切です。

それに、ファンダイビングを申し込もうとした時に、そのダイブショップが取り扱っていない団体でも、断られたりすることはまずありません。

では、なぜ多くの人が有名な団体でライセンスを取りたいのでしょうか。その多くの理由は「有名な方が安心だから」と「かっこいいから」だと思います。特に海外で取得する場合、利益目的の無名な団体は、安くライセンスを取得できる代わりに、教材がしっかりしていなかったり、教え方が適当だったりして、ケガやトラブルになることがあります。それを考えると有名な団体が安心なのです。

 

スキューバダイビングのCカード(ライセンスカード)の種類

Cカードは、潜れる水深や専門的なスキルによってランクが下記のようにわかれています。

オープンウォーターダイバー
水深18mまで/ 1人で自立してダイビングできるようになるための基礎を学ぶ、最初に取得するライセンスです。潜水計画や基本的なトラブルの回避など、安全にダイビングを楽しむための知識やスキルを本格的に身につけます。

オープンウォーターダイバーライセンスを受講できる年齢は15歳以上で、ジュニア・オープンウォーターダイバーの場合は10歳からという条件があります。オープンウォーターダイバーは最短2日で取得ができます。

 

アドバンスド・オープンウォーターダイバー
水深30mまで/ オープンウォーターダイバーの内容をさらに発展させ、水中でコンパスを使う水中ナビゲーション、水中写真撮影や魚の観察など、海の中をもっと楽しめるような内容です。

24種類のアドベンチャーダイブの中から、インストラクターが5種類のアドベンチャーダイブ(講習内容)を決めます。水中カメラを使ったり、水深が深くなると赤色が消えていくのを確認したり、海を楽しむためのスキルという感じです。それが修了するとアドバンスド・オープンウォーターダイバーに認定されます。アドバンスド・オープンウォーターダイバは最短2日で取得ができます。

 

ダイブマスター
水深30m以上/ プロになるための最初のステップであるダイブマスターは、ダイビングの知識やスキルをプロのレベルまで高めることが可能です。レスキューダイバーの資格を持っている、ログブックに最低40回のダイビング経験が記載されているなど講習に参加するのにも条件があり、講習期間も長くなります。

水中スキル実習では、時間内に400mゴーグルだけで水泳するスキルや、800mをシュノーケルをつけて水泳するスキルなど、体力が必要になっている領域です。ここまで取得すると、プロとしてファンダイブのガイドができるのでダイビングショップで働くことが可能になってきます。

また上記以外にも、さらに専門的な知識やスキルを身につけるスペシャルティ・コースもあります。スペシャルティ・コースでは、特定の分野に特化して、そのコースで学習したことを発展させ、受けたトレーニングと経験値で、とく特別(スペシャル)なダイビングをすることができるようになります。

 

まとめ

今回はスキューバダイビングの基本について紹介しました。Cカードは持っていれば国内外問わず、海を自由に潜れるようになる“海の世界を冒険するためのスポート”になります。Cカードは一度取得すると更新なしで一生有効なので、ずっと使える資格になるのが嬉しいですよね。

ダイビングは潜れば潜るほどみるみる上達し、野生のカメやイルカに出会えた時の感動は、水族館で見る何倍も感動があります。スキューバダイビングを始めると世界がさらに広がります。無限に広がる自然の水族館を楽しみましょう!